韮崎エリア

たき火による火災多発、韮崎市や市消防団が注意喚起。

韮崎市内の今年1月からの火災発生件数が、4月27日の時点で9件に達し、昨年同日と比べ3件上回っている。峡北広域行政事務組合消防本部では、空気が乾燥する時期の野焼きなど、屋外で火を取り扱う際には細心の注意を払ってほしいと呼びかけている。

これまでの火災9件の内訳は、建物火災3件、林野火災4件、枯れ草などその他の火災2件。

1月に1件、2月は2件、3月と4月には、それぞれ3件の火災が発生。3月30日は、穴山町で枯れ草を燃やしていたところ周囲に延焼。地上からの消火活動や、県消防防災ヘリコプター「あかふじ」が上空から消火にあたり、林野約1万5000平方㍍を焼いた。

また、4月2〜4日の3日間で火災が相次ぎ、2日は、藤井町で林野800平方㍍、3日には大草町で物置、4日から5日にかけて、穂坂町三之蔵で林野3万7100平方㍍を焼いた。

田畑の雑草や枝、枯れ草を焼却する際に燃え広がるケースが多く、空気が乾燥する2月以降に、8件の火災が発生し、昨年の倍の件数となっている。

市役所総務課では、4月2日〜15日までの14日間、市の防災無線やメールマガジンで火災予防を呼びかけ、韮崎市消防団は市内11地区で夜間の巡回を実施。5月中も、強風や乾燥注意報が発令された際には、防災無線などで注意喚起していくとしている。

峡北消防本部の渡辺卓署長は屋外で火を扱う注意点として「周囲に燃えやすいものがないか確認すること」や「水を近くに置くこと」、「完全に火が消えるまで目を離さないこと」などを挙げ、自主的に防火意識を高めてもらうとともに、消防本部が事前に野焼きなどを把握する届出書の提出を呼びかけている。

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