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不法投棄の韮崎市議、辞職勧告へ

8月20日に開かれた政治倫理審査会の様子(写真)

 

韮崎市議会議員の輿石賢一市議が産業廃棄物処理法違反の疑いで書類送検された問題について、8月22日、韮崎市議会の全員協議会が開かれ、輿石市議に対して辞職勧告を行うことを確認した。

輿石市議は、代表を務める土木工事会社が管理する甲府市の敷地に廃タイヤやプラスチックなどの産業廃棄物約7㌧を不法投棄して廃棄物処理法違反の疑いで、8月15日に書類送検されている。

全員協議会は非公開で行われ、輿石市議を除く市議15人が出席。20日に行われた政治倫理審査会(西野賢一会長)において「辞職勧告が相当」とする結論を踏まえて協議し、異論がなかったことから輿石市議に辞職勧告を行う方針を固め、今後の対応について田原一孝議長に一任することを決めた。

全員協議会の閉会後、田原議長は「議員辞職に相当するという政治倫理審査会の結論を尊重していく」と述べ、「市民への説明責任を果たさなければならない重い事案である」とし、9月定例市議会において辞職勧告に至った経緯などを報告する意向を示した。

また、辞職勧告書を手渡す時期については、8月30日に開く全員協議会の中で協議するとしている。

同市議会議員政治倫理規程第9条によると「議長は審査会からの報告を受けた事項を尊重する」と記載され、規程に違反する行為があったと認められる場合は、「議会の役職を停止すること」や「議員の辞職勧告を行うこと」など、いずれかの措置を行うものとされている。

一方、17日に輿石市議は田原議長宛てに市議会議員と兼任する峡北行政事務組合の議員の辞職願を受理。また、市議会の財務常任委員長の辞任願の提出を受け、22日に財務常任委員会が開かれ、全会一致で輿石市議の辞任を認め、新たな委員長として浅川裕康市議を任命した。

 

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