くらし

消防署員が防火を呼びかけ、春の火災予防運動

北杜、韮崎両市と旧双葉町(甲斐市)を管轄する峡北消防本部は3月1日、春の全国火災予防運動期間に合わせ、長坂町のショッピングセンターきららシティで、住宅用火災警報器の設置などを呼び掛ける街頭キャンペーンを実施した。

同本部によると、今年の1〜2月に管内で発生した火災件数は24件で、前年に比べて17件増加。うち「林野火災」は4件、枯れ草火災などの「その他火災」は13件で、出火原因の多くは野焼きや田畑での火入れだった。

また、住宅用火災警報器の設置状況について、2020年春の調査では、全国の設置率が82・3%だったのに対し、峡北地域は73・0%にとどまったという。

同日の街頭キャンペーンでは、峡北消防本部と北杜消防署の計7人が店の入口に立ち、住宅用火災警報器の設置や維持管理の徹底を周知したほか、ティッシュなどの啓発グッズ約250セットを用意して、来店者に「火災に気を付けて下さい」と呼び掛けながら配布した。