くらし

女将の視点で増富温泉峡を紹介

須玉町の増富ラジウム峡観光協会がこのほど、地域の観光パンフレットを一新した。旅館や民宿、食堂を長年営んできた女将たちが、おすすめの観光スポットや食、過ごし方のプランなどを紹介し、増富地域の魅力を伝えている。

新しいパンフレットはA5判23㌻で、8000部作成した。11人の女将の自己紹介や写真を載せ、おすすめの「イベント」、「手作りのもの」、「スポット」を親しみやすい内容で紹介。

巨大なやぐらを組んでお焚き上げを行う「火祭り」をはじめ、特産品の花豆や山菜を使った手づくり料理、本谷川渓谷や瑞牆山などを取り上げ、より増富地域を満喫してもらおうと、日帰り、1泊2日、2泊3日の過ごし方も提案している。

また、世界屈指のラジウム含有量を誇る増富ラジウム温泉について、効能と基本的な入浴方法、歴史などを解説。手書きの地図には、絶景ポイントやホタル観賞ができる場所など、地元の人しか知らない情報を加えた。

同観光協会の小山芳久さんは、「以前のパンフレットは施設紹介がメインだった。今回は女将の視点でより増富の魅力が伝わるパンフレットになったと思う」といい、「ラジウム温泉は免疫力を高める効果があるとされている。多くの人に足を運んでもらい、コロナ禍で疲弊する人々の健康づくりに貢献したい」と話している。

パンフレットは、増富ラジウム温泉峡の各施設で配布している。