韮崎エリア

就職活動の参考に、高校生が峡北エリアの企業を学ぶ


今年度卒業を予定する高校3年生の就職希望者に、就職活動の参考にしてもらおうと、韮崎公共職業安定所(田中勝所長)は、7月8日、「令和3年産業事情説明会『トーク21峡北』」を甲斐市の双葉公民館で開き、韮崎市や北杜市内の高校に在学する生徒約160人が来場した。

この産業事情説明会は、韮崎市、北杜市内で就職を希望者する生徒に峡北エリアの企業を紹介し、企業の担当者と直接話しをする機会を設け、働く環境について考えてもらおうと行われたもので、半導体製造装置や酒類、菓子などの製造企業、自動車販売会社など32社が参加した。

当日は、多目的ホールと会議室に参加企業のPRブースが設けられ、各企業の人事担当者などが会社概要や部署ごとの仕事の役割、やりがいなどを生徒たちに説明。

また、生徒たちは採用実績や資格の有無による賃金の違い、時間外労働などについて質問し、進路の参考にしていた。

県立韮崎工業高等学校電子機械科の竹内駿さん(3年)は、「県内の機械製造企業の就職を希望している。企業の生の声を聞くことができ、求められているスキルが分かった」と話した。

同安定所によると、令和3年度の管内の高校卒業予定者は948人で、このうち就職希望者は175人。昨年と比べて、21人少ないという。

一方、管内の高校卒業予定者への求人数は、アフターコロナを見据えて、若い労働力を確保しようとする企業が多いことから、6月末現在で222人にのぼり、前年度比で79人増えているという。

田中所長は、「昨年はコロナの影響で、求人自体が少なかったが、今年は半導体製造や自動車部品製造、観光関連の企業からの求人が活発になっている」と話している。

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