韮崎エリア

無観客で例大祭神事、若宮八幡宮奉納神楽を中継

 7月30日、若宮の若宮八幡宮(藤原武男宮司)で、若宮八幡宮神楽団による奉納神楽「疫病禍特別事業『玉響(たまゆら)の夜神楽』」の様子が、動画投稿サイト「ユーチューブ」による配信と地元ケーブルテレビで中継された。

この神楽の配信と中継は、今年4月上旬に同神楽団から「新型コロナ対策で、無観客だとしても例大祭の神事として神楽を奉納したい」という希望があり、若宮八幡宮氏子総代会で「(テレビ中継でも)氏子や地域住民が鑑賞できる機会ができれば」と藤原宮司に提案して実現したもの。

当日は、午後7時から神楽殿で軽やかな笛や太鼓の音色に合わせて「素盞嗚命(すさのおのみこと)」や「岩戸御幣」、「剣取猿田」など、10演目を舞った。

野田泰男団長は、「コロナの影響で神楽の中止も考えたが、神社や総代ができることを提案してくれた。配信という新しい挑戦をしながら舞うことができて感謝している」と語った。

藤原永起禰宜は、「囃子の音だけが響く中、全身全霊で奉納する神楽は、参拝客で例年にぎわう神楽と雰囲気が違った。中継を見てくれた方が、一瞬でも清らかな気持ちになってくれたらうれしい」と話した。

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