韮崎エリア

移住と公務員採用をオンラインで説明

 韮崎市内への移住相談会と公務員採用に関する説明会を2本立てで行う「地方移住×地方就職オンライン説明会」が、7月10日、テレビ会議システム「Zoom」で開かれた。韮崎市と峡北広域行政事務組合消防本部の共催。

この説明会は、新型コロナウイルスの影響で対面形式の移住相談会が開催できないことや、市や峡北消防本部への就職を希望する人と、直接各団体の担当者が話せる機会をつくろうと実施したもので、市が峡北消防本部と一緒に行うのは初めて。

当日は、県内や首都圏などから、市や峡北消防本部に就職を希望する8人が参加。移住説明会では、市の移住相談員が市内の人口や日照時間、気候、特産物、自然の豊かさなどを紹介した。

続く公務員採用説明会では、市や峡北消防本部の人事担当が、求めている人材や給与、福利厚生、募集職種、職員採用試験の日程などを説明した。

また団体別で行われた個別の質疑応答では、市への就職希望者から、「韮崎市役所の特色について」の質問があり、人事担当者は、「20〜30代の若手職員から業務改善の声を聞くため、庁内で業務改善部会を組織して提案をまとめ、副市長が委員長を務める業務改善委員会で可否を判断し、改善に採用された事例もある。組織をつくって取り組んでいるのは県内自治体では、珍しい例」と回答した。

また、「採用試験に向けて準備しておくこと」については、「憲法や行政法は採用試験だけでなく、採用後にも役立つことがあるので、頭に叩き込んでおくことが大事」と語った。

峡北消防本部での個別質疑では、「峡北消防本部の特徴」や「業務内容について」などの質問が寄せられ、担当者は、「人員が少ない消防本部なので、専門職の隊を編成せず、救急救命士が消火活動に参加することもある」といい、「救急現場への出動や訓練だけでなく、管内で火災予防を呼びかける防災活動も主に実施している」と答えた。

同説明会を企画した市の総合政策課の担当者は、「採用希望者が大半を占めたことは、採用後の移住にもつながるということ。今後も移住者を増やす取り組みを続けていきたい」と話している。

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