くらし

高校生と共同制作 飲酒運転撲滅ポスター

千葉県八街市でトラックが小学生の列に突っ込み、児童5人が死傷した事故を受け、北杜警察署と北杜安全運転管理者協議会は、ドライバーに運転前のアルコールチェックの徹底を呼びかける啓発ポスターを県立北杜高等学校書道部と共同制作した。

同啓発ポスターはA2サイズで、130枚作成。書道部員がしたためた「飲酒運転」の文字と禁止マークが目を引くデザインとなっている。配布先は、自社の荷物などを運ぶために「白ナンバー」(自家用)の車両を使用している市内約120の事業所など。

デザインを担当した北杜高校書道部には1、2年生の5人が所属しており、7月上旬に北杜署から依頼を受けて制作に着手。「飲酒運転という罪の重さを一目見ただけで伝えられたら」と、書体や字の太さなどにこだわったという。(写真)

8月6日に、北杜署の斉藤武彦署長と北杜安全運転管理者協議会の平井保英会長が同校を訪れ、書道部に啓発ポスター作成に対する感謝状を贈呈した。

小野莉子部長(2年)は、「飲酒運転を減らすことに貢献できるよう頑張って書いた。1件でも事故が少なくなってほしい」と語った。