くらし

RCカーサーキット登場

白州町白須にこのほど、遠隔操作で模型の車を自由自在に動かす「ラジオコントロール(RC)カー」の専用サーキットがオープンした。プラモデル大手メーカー主催のレースで入賞経験のある平松純一さん(46)が、RCカーの魅力を伝えたいと整備。「子供から大人までさまざまな人が楽しめる施設にしたい」と話している。

施設の名称は、「チェッカーフラッグ」。約500平方㍍のスペースに、ツーリングカー用のコースとジャンプ台などが設置されたオフロードバギーカー用のコースの2面を備え、初心者にも気軽に楽しんでもらおうと、マシンのレンタルも行っている。

平松さんは、愛知県の民間企業で働いていたが、自然豊かな場所で暮らしたいと、2019年に脱サラして20年に北杜市に移住。〝心機一転〟新しいことを始めようと思いついたのが、趣味のRCカーだった。

20代後半から本格的にRCカーを製作、操作するようになり、年に数回、模型大手の「タミヤ」が主催するレースに出場するなか、年々、RCカーの人気低迷を実感。「盛り上げるために何か出来ないか」と考えていたという。

昨年5月に物販のみで事業をスタートし、11月27日にサーキットをオープン。地元をはじめ、県内外からの利用者も多く、今後はコースの充実やレースといったイベントの開催のほか、休憩スペースを設け、家族などが1日楽しめるような環境づくりを進めたいとしている。

平松さんは、「RCカーは操作が簡単で、誰でも楽しむことができる。RCカーを通して人々の交流が生まれる場所にしたい」と意気込みを語り、「マシンの整備に関する相談などにも対応する」と話している。

定休日は火曜、水曜。ツイッターなどで詳しい情報を発信している。問い合わせは☎37・5928まで。