くらし

長坂駅前に、コワーキングスペース

北杜市は、JR長坂駅前の長坂コミュニティ・ステーション内に「コワーキングスペース」を整備し、5月10日にオープンした。県内外の人の利用を見込み、利用者同士の交流やマッチングの機会をつくり、「新たなビジネスチャンスが生まれる拠点」を目指す。

同コワーキングスペースは、長坂駅側1階の約150平方㍍を利用。個室3室と多目的室のほか、フリースペース32席を設け、無線LANの「Wi-Fi」環境や複合機、ロッカーなどを設置した。

また、北杜市の移住定住分野で活動している地域おこし協力隊が、管理人兼コミュニティマネージャーとして常駐。担当する平山直樹さん(33)は、「利用者同士や地域住民との交流を促し、新たなビジネスの創出や地域の活性化につなげていきたい。県外利用者の移住相談などにも対応し、さまざまな人が集うようなイベントも企画していけたら」と話している。

同日の開所式で上村英司市長は、「豊かな自然に囲まれた本市でさまざまな発想や創造力が図られることを期待したい」と語った。

フリースペースの利用料金は、1時間550円、1カ月1万1000円で、休館日は月曜日。新型コロナ対策として、当面の間は、午前9時から午後6時までの営業となっている。