韮崎エリア

県民信用組合韮崎支店で救急法講座

 山梨県民信用組合韮崎支店(清水喜善支店長)は、9月6日、一般社団法人全国信用組合中央協会が定める「しんくみの日週間」(9月1日〜7日)に合わせて、職員を対象にした「救急法講座」を初めて開き、13人が参加した。

 この講座は、同支店内や営業先などで急病人が発生した場合、職員が迅速に対応できるようにと企画したもので、峡北広域行政事務組合消防本部韮崎消防署の署員3人を講師に迎えた。

 当日の訓練では、倒れている人の発見者が周囲の安全を確認しながら、近くの人に119番通報を指示したり、AEDを持ってくるよう依頼する体験を行い、心停止や窒息などの状況に陥った人の発見からAEDによる処置までの一連の流れを確認した。

 また、新型コロナウイルス対策としてハンカチで傷病者の鼻や口を覆って心肺蘇生法を行うことや、AEDを使用する際には体に水滴などの付着物がないかを確認することが必要と注意点を紹介した。

 参加した融資営業係の井上侑哉さん(27)は、「コロナ対策を含めた救急法は初めて受けた。発見者になった場合、大きな声で周囲の人に協力を求めることが大切だと学んだ。傷病者を見つけたら率先して助けに入るようにしたい」と話した。

 清水支店長は、「参加できなかった職員にもフォローアップを行い、人命救助の共通認識を徹底していく。職員一人ひとりが危機意識を持てば、万が一の際に今日学んだことが役立ち、社会貢献にもつながる」と語った。

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