韮崎エリア

株式会社ササキが新工場の竣工内覧式

 主要製品のワイヤーハーネスなどを生産する穂坂町の株式会社ササキ(佐々木啓二社長)では、従業員が主役の企業を目指し、「明日会社に来たい工場」をコンセプトにした新工場の竣工内覧式を5月10日に開き、工事関係者など約100人が参加した。

 新しい工場は、旧工場に隣接した敷地面積約1万1000平方㍍に鉄骨造りの3階建てを建設したもので、延べ床面積約7700平方㍍。旧工場の面積の約3倍になるという。

 広くなった工場では、1階が大型のケーブル製造、2階は小型、中型ケーブル製造、3階は製品開発や電子部品製造と各階ごとで製造内容が異なっているが、各階の製造エリアに必要な部品を短時間で供給するオートメーション機能を備えた大型自動倉庫を導入したことで、生産効率の向上が図られ、佐々木社長は「生産能力は約2倍になっている」と話している。

 また、従業員の健康を考えた専用のフィットネスジムを設置したほか、昼食時や休憩で利用できるオープンキッチンからは、甲斐駒ヶ岳の稜線を望みながら食事することができる。

 あいさつに立った佐々木社長は、「従業員から意見を募り、新工場に取り入れた。これからも従業員が主役の企業を目指し、お客様に選ばれるものづくりを進めていく」と語った。

 

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