できごと

有機野菜を使った料理教室開催

 環境に配慮した持続可能な循環型農業の確立を目指す北杜市は、6月28日、市内産の有機野菜を使った料理教室を須玉町の須玉ふれあい館で開催した。

 市は今年3月、有機農業の生産から流通、消費までの一貫した取り組みを地域ぐるみで展開する「北杜市オーガニックビレッジ宣言」を行っており、その一環。市民の有機野菜への理解促進や消費拡大を図ろうと企画した。

 講師には、料理研究家の守屋若奈さんと高根町で有機農業を行う畑山貴宏さんを迎え、市民約20人が参加。畑山さんから有機農業についての説明を受けたあと、守屋さんが考案した有機野菜の魅力を生かした4つのレシピに挑戦。

 参加者は6グループに分かれ、ニンジンやタマネギ、キャベツ、ほうれん草、ズッキーニを使って、野菜のラップサンドや新玉ねぎのポタージュなどを完成させた。

 市の担当者は、「参加者からは有機野菜の甘さやうま味、香りや食感を楽しめてよかったなどの感想があった。有機農業に興味を持つ人が増えるとうれしい」と話し、今後も守屋さん考案の有機野菜のレシピをホームページで紹介するなど、有機農業への理解促進に取り組みたいとしている。