公園づくりが地域づくりに
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アキアカネは赤トンボという表現で親しまれています。秋をイメージさせますが、初夏には見ることができます。三千メートル級の山を越えることでも有名で、ロマンのある昆虫です。
エゾゼミは針葉樹林帯で多く見られる夏を告げるセミです。鳴き出すと夏本番というイメージがあります。晴れた日の朝、「ジーーーー」という低い声で鳴きますが、日が陰ると鳴きやみます。
夏の森は賑やかです。エゾゼミの幼虫が伐採したコナラの木によじ登って羽化していました。アキアカネが同じ木に何度も、何度も来ていました。ガンバレと励ましているかのようです。
コナラの尖った切り株が、これから、待ち受ける自然の厳しさを表しているように見えました。 (文・写真 栗原達夫)