できごと

今井寿恵追悼展 馬の素顔を紹介

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高根町の「清里フォトアートミュージアム」(細江英公館長)で、馬の撮影の第一人者として世界で活躍した今井寿恵さんの作品展が開かれている。来年一月二十四日まで。

今回の展示は、今年二月に急逝した今井さん(享年七十七歳)の追悼展として企画されたもので、同館では、平成十四年に今井さんの作品展を開いており、コレクション作品九十七枚と新作七枚の計百四を展示している。

展示のタイトルは「今井寿恵『生命の証-馬とともに40年』」で、昭和三十一年に「風-白昼夢-」でデビュー後、三十七年に交通事故で一年半にわたり失明するという環境から、現役に復活するきっかけになった馬の作品まで、今井さんが歩んできた軌跡を辿っている。

展示では、競馬会でも人気を集めたシンボリルドルフをはじめ、トウカイテイオー、メジロマックィーンなどのほか、海外で撮影した作品や実際に撮影で使っていた機材、今年使っていた写真家用の通行許可書など、生前の温もりを感じる展示になっている。

問い合わせは電話48-5599まで。