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甲陵高校で講演会「環境の科学」を開催

nagasaka
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市立甲陵高等学校(小林博之校長)では、十二月十九日に、東京工業大学大学院理工学研究科物質科学専攻の市村禎二郎教授を迎え、「環境の科学」と題し、講演会を行った。

市村教授は、同校のSPP(サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト)の主講師として、科学実験講座を担当しているほか、前期は、高大連携授業で東京工業大学と同校を通信衛星で結び「化学第一」の講義を行っていた。

当日は、一、二年生の生徒約二百四十人が参加し、小林校長が「バイタリティあふれる話題豊富な先生。様々な視点から環境問題について話してもらえると思う」と市村教授を紹介した。

市村教授は、オゾン層とフロンガスの関係や光化学スモッグの生成、大気の酸性化(酸性雨)のメカニズム、地球温暖化のしくみなど、化学式を用いて説明し、将来の地球の平均気温を見積もった動画を見せると、生徒たちからは驚きの声が上がった。そして、「皆さんに伝えたいのは『地球規模で考え、地域で行動する』こと。『科学技術は地球を救う』こと。新しい研究をして、科学の分野で活躍してください」と話した。

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