くらし

八ヶ岳の新たな魅力知るきっかけにー本を出版

05278.gif

小淵沢町の中村キース・ヘリング美術館(中村和男館長)では、このほど、「中村キース・ヘリング美術館 杜のなかの美術館」を出版した。

この本は、B5版で91ページ、定価2100円。美術館に込められた思いをはじめ、キース・ヘリングの略歴や作品、日本で行った活動を紹介しているほか、昨年9月に行われた中村館長とブリティッシュ・コロンビア大学のクリスティーナ・ラフィン助教授との対談が記載され、八ヶ岳の自然や美術館の写真も多数掲載されている。

同館の櫻林恵美理学芸員は、「八ヶ岳とキース・ヘリングの関係性を紹介することで、新たな八ヶ岳の魅力を発見してもらえたら」と話している。

一方、6月1日〜7日のHIV検査普及週間(厚生労働省創設)に伴い、同館では、キース・ヘリング没後20周年の今年を「ART AGAINST AIDS2010」と位置づけ、多くの人にHIVとエイズについて知ってもらいたいと、ギャラリーツアーとエイズウォークを開催する。  1日〜5日と7日は、午前11時と午後2時にギャラリーツアーとポエトリーリーディングを実施。 6日には、午前10時半からギャラリーツアーを行い、11時から「エイズウォーク小淵沢2010」を開催する。参加費は入館料のみ、詳細は電話36-8712まで。