漏水検知システムの異常検知で、原因究明に着手
nagasaka
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長坂町の山梨住宅工業株式会社(北原正倫社長・従業員六十五人)で、第五十二次日本南極地域観測隊の「自然エネルギー棟」の生産が行われている。
この自然エネルギー棟は、南極に設置される太陽光や風力発電を管理する建物で、敷地面積は約五百平方㍍。木質パネル接着工法で仕上げられ、壁の厚みは通常の住宅の倍になっている。また、雪対策として、屋根の形状を曲面化しており、完成すると特徴的な外観になるという。
完成したパーツは、東京都立川市の国立極地研究所に運ばれ、一度建物を組み立て、不具合などを検証した後、南極観測船「しらせ」によって、現地に運ばれることになっている。
北原社長は、七月五日の朝礼で「(自然エネルギー棟は)曲面を作っており、かつてない形。設計や構造で試行錯誤を進めた」と話し、「一大事業の責任を担う重みを受け止めて、業務に当たってもらいたい」と語った。