できごと

高校生が、モノクロプリントに挑戦

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県立北杜高等学校写真部(名取美和子顧問)では、写真の基本になるモノクロ現像を体験しようと、七月二十八日、高根町清里の清里フォトアートミュージアムで、モノクロ写真現像ワークショップを開いた。

この日参加した写真部員は五人で、ほとんどの部員がモノクロプリントは初めての経験。同ミュージアム学芸員の田村泰男さんは、モノクロプリントの基礎から学んでもらおうと、現像に使う道具の説明や、フィルムの特性について紹介。

続いて練習用に生徒が用意したネガを使って、暗室作業を実施し、引き伸ばし機の使い方や、印画紙への焼き込み手順、覆い焼きなど、プリントを仕上げる工程を学んだ。

ワークショップに参加した遠藤皓章(三年)は「(プリントで)ピントを合わせるのが大変だった。機会があればまたやりたいと思います」と話し、小尾志保里(二年)は、「光の強さを合わせたりするのが難しかった。覆い焼きで、白い部分や濃い部分をするところが面白かった」という。

また、小松寛明さん(二年)は「プリントのカラー印刷と比べて、昔の人は苦労して作品作りをしていて大変だったと思いました」や、「ちょっとした光の加減で濃くなるので大変だったが、自分の思い通りに出来ました」(小林篤宜・一年)、「自分の写真を使いたかった。デジタルのパソコンとは違って、自分でやった結果がよく分かりました」(加々美綾太郎・二年)と、ワークショップ終了後にそれぞれ感想を語った。

同ミュージアムでは、今後も機会があれば、ワークショップを行うことにしており、写真の楽しさを紹介することにしている。