くらし

アルソア本社で、ストリートチルドレン絵画展

nagasaka

08031.gif

08032.gif

小淵沢町の「NPO法人美と健康生活を考える会」(滝口玲子理事長)では、戦争や飢餓により、やむなく路上生活を送っているストリートチルドレンを一人でも多く救おうと、八月二十七日まで、「ストリートチルドレン芸術祭・絵画展」を株式会社アルソア本社で開催している。

ストリートチルドレンは、世界に約一億人ともいわれ、この子供たちを支援しようと静岡県熱海市の小嵐中学校の生徒が、路上で暮す子供たちが描いた作品をカレンダーにして、その収益金を送ろうという活動に発展した。

この活動に共感した同社は、平成十八年から芸術祭を支援している。今回の展示では、路上生活を送る子供たちが描いた作品の中から十八年〜二十二年までのカレンダー選出作品約六十点を紹介している。

七月二十七日には、キックオフイベントが開催され、元小嵐中学校校長で、ストリートチルドレン芸術祭実行委員会の中島洋一郎委員長やルワンダの教育を考える会のマリー・ルイーズ氏などを迎えた活動報告が行われた。

中島委員長は、同中学校で始まった支援活動と、近況について紹介し、続くマリー氏は、内戦勃発後の難民キャンプ生活と学校建設活動を語り、「全ての子供に平等にチャンスを与える義務教育がなくならないで欲しい」と日本の教育方法を評価し、「念ずれば叶う」とことわざを紹介して、平和を次の世代に伝えたいと話した。

滝口理事長は、「(小嵐中学校の)活動にスタッフが行き、感動して帰ってきました。その報告を聞いて、社員みんなと活動できたらいいなと思ったのがきっかけで芸術祭を始めました。広く一般の人にもこの作品をみていただきたい」と話している。

同芸術祭・絵画展の入場は無料。また、カレンダーの販売や募金の受付けも行っている。問い合わせは電話20-5113まで。

スポンサーリンク
Journal
Journal
株式会社ピー・エス・ワイが発行する北杜市と韮崎市を対象にした地域新聞八ヶ岳ジャーナルと韮崎ジャーナルです。地域新聞以外には、オンデマント印刷をはじめ、デザイン制作、プロッター出力、カッティングシートなど、様々な要望に対応しております。
記事URLをコピーしました