できごと

甲陵高で天野宣&阿羅漢コンサート開催

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学校や地域に生の舞台芸術を鑑賞する機会を提供しようと、芸術文化団体を派遣して「山梨芸術劇場」を開催している山梨県芸術文化協会では、9月4日、市立甲陵高等学校(小林博之校長)で、「天野宣&阿羅漢『泰憾(たいかん)』コンサート」を行った。

当日は、1、2年の生徒や保護者など約240人が参加し、小林校長が「3年ぶりに天野先生と阿羅漢のメンバーに来ていただいた。日本全国、世界各地で活躍している傍ら、長坂中学校などで太鼓の指導をするという地道な活動も続けています。頭のてっぺんからつま先までしびれるような演奏を楽しんでください」と紹介した。

天野さんは、「2度もオファーがあり、とても嬉しい。私たちは文化伝承という目的をもって、命をかけて太鼓を叩いている。今日は、皆さんのハートに触れられるような演奏ができたら」とあいさつした。

続いて、天野さんと阿羅漢のメンバー6人は、「屋台囃子」や「唐子」、「太鼓組曲『風林火山』より第四楽章『山』」など、全8曲を熱演。篠笛の音色と迫力ある太鼓の振動がホール内に響き渡り、途中、獅子舞の登場や、生徒たちが手拍子で参加する場面も見られた。

天野さんは、「どんな太鼓でも『祈って打つ』ことを絶対忘れない。絶やしてはいけない先人の心、精神を伝えていくのが私たちの活動です。皆さんも教育を身に付け、『心』という大切なものを磨いていってほしい」と生徒たちに語りかけ、迫力のパフォーマンスとともに、伝統文化を伝える精神や社会のために活動することの大切さを伝えた。