できごと

JBCで優勝。丸山珈琲リゾナーレ店長の鈴木さん

nagasaka

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小淵沢町のリゾナーレに出店している丸山珈琲(長野県軽井沢本店)の鈴木樹店長(26・小淵沢町在住)が、九月二十三日に都内で開催された「ジャパン・バリスタ・チャンピオンシップ2010」(以下:JBC)に出場し、昨年(九位)に続き二度目の挑戦で初優勝するという最短記録を達成した。

JBCは、日本スペシャルティコーヒー協会が、平成十四年から始めたコーヒーの競技会で、毎年、全国から百六十人が頂点を目指している。  また、優勝者には「世界バリスタチャンピオンシップ(WBC)」に、日本代表として出場する権利が与えられる。

競技は、エスプレッソ、カプチーノ、シグニチャードリンク(オリジナルドリンク)を四人の審査員の前で仕上げ、味や外観、抽出技術、プレゼンテーション力などが審査される。

鈴木店長は、二十年十月に同社に入社。翌年二月には、同協会が主催する「ジャパン・テラアート・チャンピオンシップ」に出場し、六位入賞を果たす実力者で、三月からはリゾナーレ店の店長として腕を振るっている。

今回のJBCでは、入社当初から気に入っているコーヒー豆の「コスタリカ・シンリミテス」を使った。「繊細なすばらしいコーヒーだが、いれ方が難しく、美味しくいれたいという強い思いがありました」と話す。

決勝では、プレゼンテーションも審査員に先入観を与えないように、説明よりも試飲を優先するという「ブラインドテイスト」というこれまでにないスタイルで審査に挑んだ。

「審査員にいかにコーヒーを楽しんでもらえるかを考えていた」と話し、審査に対するリスクは高かったが、結果的に高く評価されたという。

来年六月には、コロンビアで初の世界大会(WBC)が予定されており、鈴木さんは日本代表として出場する。「世界のトップバリスタが集まるのでワクワクしています」と笑みを浮かべ、「世界大会でも姿勢は一緒だと思うので、よいコーヒーをプレゼンしたいと思います」と話している。

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