くらし

丹精こめて育てた菊、満開の美しさ

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高根町上黒沢の歌田吉雄さんによる千輪仕立ての菊が、ちょうど見頃を迎え、美しい花を咲かせている。

歌田さんは20年以上前から菊を栽培しており、約9年前から千輪仕立てに取り組み始めた。

「千輪仕立ては、今の時季から苗を育て始め、ちょうど一年かけて花を咲かせる。手間がかかるし、長さを揃えたり、同時に花を咲かせるのがとても難しい」と話す。

今年は千輪仕立てを四鉢栽培。10月中旬から開花し、現在、白と紫の菊が美しく咲き誇っている。

今年も高根町の文化祭に出品したほか、今月下旬まで、高根総合支所とたかねの湯、特別養護老人ホームみのる荘の玄関に飾っており、訪れる人の目を楽しませている。

一方、歌田さんは上黒沢地区で区民を対象に菊栽培の講習を行っており、約15人の菊愛好家による菊展を公民館で毎年開いている。

「菊を育てるには、手間を惜しんではいけない。花を愛する心を持って、良い菊を育てる仲間を増やしていくことで、一人でも多く出品してもらえたら」と話している。