できごと

市内でオムニバス映画の撮影進む

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日本工学院専門学校の在校生や卒業生が中心になって制作するオムニバス映画「重奏」(佐野洋介監督)の撮影が、十二月十八日、長坂町の長坂コミュニティ・ステーションで行われた。

この映画は、来年五月に都内の原宿で開かれる映画祭に向けて作られているもので、上映時間は約二十分。撮影場所は、中野区、三鷹市の都内と北杜市で、十九日には、白州町の体育館でロケを実施する。

映画「重奏」は、テロをきっかけに戦争が始まり、その状況下で音大に通いカルテットを組む四人の仲間の物語で、ある日、仲間の一人の家族が、攻撃によって失われ、憎しみを抱えたまま戦地へと向かったことを知る三人という展開。平和への思いや人を愛することを伝える内容になっている。

十八日は、早朝から長坂コミュニティ・ステーションで撮影が行われ、屋上を使ったシーンでは、厳しい寒さと強い風の中、体を震わせながらの野外撮影を行った。

内海恵助監督は、「先生の別荘が北杜市にあり、毎年来ています。監督の『きれいな絵が取りたい』というこだわりもあって、撮影場所を選びました」と話している。

市の観光・商工課によると、今年四月〜十二月までの期間で、市内を使って撮影したテレビドラマや映画、バラエティー番組などが、「三十件を突破しました」と話している。