できごと

梨北米の米粉100%のほうとうが給食に登場

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学校給食の地産地消化を推進している北杜市では、1月25日、須玉町の市立増富小学校(手塚徹校長)で、「第6回地域に根ざした学校給食感謝祭」を開催した。

この感謝祭は、生産者や流通関係者と交流を図ることで、「食」への理解を深め、児童たちの感謝の心を養う目的で開かれたもので、当日は、白倉政司市長をはじめ、北杜市商工会の輿水順彦会長、梨北農業共同組合の三井高秀専務など、学校給食の関係者が来校し、全校児童8人と一緒にランチルームで給食を食べた。

この日の献立は、カボチャほうとう、ごまパン、煮しめたまご、ツナとわかめの和え物などで、初めて学校給食に梨北米100%の米粉のほうとうが使用されているほか、材料には市内産のカボチャやダイコン、シイタケ、ネギ、栄養士が手作りした味噌などを取り入れている。

白倉市長が、「多くの人たちの手を経ていただく給食に感謝しながら、楽しくおいしく味わいましょう」とあいさつした後、児童たちは大きな声で「いただきます」のあいさつをして、笑顔でほうとうを頬張った。そして、給食を食べ終えると、児童たちは、日頃の感謝の気持ちを込めて、招待者一人ひとりに感謝状を手渡した。

長年、同小で給食調理を一人で担当している藤原松子さんは、「おいしくて安全で、皆さんに喜んでもらえるように、毎日愛を込めて作っています。ほとんど残食がないのが嬉しくて、いつも皆さんに感謝しています」と、児童たちに語りかけた。

今回、学校給食のために梨北米を使った米粉のほうとうを開発したという藤原製麺工場の藤原かざみさんは、「米粉の加工には昨年4月頃から取り組んでいましたが、加工が大変で、完成までにはとても苦労しました。でも、おいしくできたので安心しています」といい、北杜南給食センターの佐藤芳子管理栄養士は、「米粉のほうとうは、少し時間を長めに煮込んで作るだけで、扱いは小麦粉の麺と変わらない。のど越しがよく、麺ののびも少ないので、今後は他の学校の給食にも使用していけたら」と話している。