ヤナギラン
nagasaka
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数年前、雪が降り続いた三日目の朝、我が家の軒下に長いつららができていた。中には一・五メートルにも成長しているものもありました。
キラキラと朝日に輝く「つららのカーテン」越しに、雪をかぶった甲斐駒ケ岳や、北岳、鳳凰三山の山並みが美しく映えていました。
つららは、雪が屋根に積もり、数日間厳しい寒さが続いた後にできます。室内の熱が天井裏から屋根の表面に伝わり、屋根の雪が下の方から暖められて少しずつ溶けていきます。
そして、溶けた水は軒先から落下しようとします。しかし、外気温が低いので、落下が始まる前に凍ってしまい、つららが生まれます。久しぶりの雪晴れの朝でした。 (文・写真 坂元みき子)