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東京都多摩市に店舗を構える洋菓子店「グラン・クリュ」(石塚伸吾代表)では、菓子用フルーツを自家栽培しようと、明野町浅尾地区に「グラン・クリュ果樹公園」を整備し、4月11日に、開園式を開催した。
同社では、これまで明野産のブルーベリーを利用したり、石塚代表が何度も明野町を訪れていたことから、同町に自社農園を作ることを決めた。
約40アールの農園には、大小のビニールハウスが建てられ、ブルーベリーやラズベリー、リンゴなど、全16品目、38品種の栽培に取り組むほか、県内では、栽培例の少ない品目やモモの千年蟠桃(センネンバントウ)や黄金蟠桃(オウゴンバントウ)などの珍しい品種も栽培する計画。
当日は、関係者を前に、石塚代表が、「菓子屋にとって、フルーツは四季を表現する重要な素材。自分の店で使うフルーツを作りたいという自分の夢のスタートラインにつかせていただいた。素人なので、これからも一生懸命勉強していく」と語り、小林美保店長は、「一からのスタートであり、生産の難しい品種もあります。でも、珍しい果物を使って当店ならではのケーキを作り、いろいろなフルーツをお客様にお届けしたい」と語った。