くらし

長坂在住の岡留さんが本を出版

nagasaka

「妻が私のことを忘れないうちに本をまとめよう」と、アルツハイマー病と診断された妻に読んでもらうため、介護の合間を縫ってまとめた「永い旅立ちへの日々」(現代企画室)がこのほど出版され、市内の図書館で閲覧できる。

この本をまとめたのは、日本航空の元パイロットで、長坂町在住の岡留恒健さん(78)で、四六判の二百六十一㌻、定価二千円(税別)。「なぜ高い山に登るのか-エベレストにて」をはじめ、「日野春-桃源郷の郷」、「空から見た地球と生命環境」、「私の夢-ユニセフほか」など、全九章で構成されている。

岡留さんは、「自分の生き様を書いておこう」と考えていたが、妻のアルツハイマー病が発覚したことで、執筆活動を本格化させたという。

同書では、市内に移り住むきっかけについてや妻の病状の変化、貧富の差と環境問題、エネルギーについてなど、身近な出来事から関心の高い環境問題など、幅広い内容にペンを走らせている。

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