くらし

「ユネスコエコパーク」を紹介

昨年九月、南アルプス(山梨県・静岡県・長野県の十市町村)がユネスコエコパークの国内推薦を受けたことで、今年六月の登録発表が待たれているが、「ユネスコエコパーク」について、地域の理解を広めようと、一月十八日から「南アルプス学講座」がスタートした。

十八日は、第一回目の講座として、横浜国立大学環境情報研究員の若松伸彦氏を講師に迎え、「ユネスコエコパークって?」をテーマに、ユネスコは国際連合教育文化機関で、教育や科学、文化の協力と交流で、国際平和と人類の福祉促進を目的にしていることや、文化遺産と自然遺産の違いなど、世界や国内の現状を紹介。

また、南アルプスユネスコエコパークでは、自然環境を守る「核心地域」、環境教育や野外活動、調査研究活動に利用する「緩衝地域」、人が暮らす地域の「移行地域」の三つに分け、人間と自然の共生についてなどが語られた。