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長坂町の公益財団法人平山郁夫シルクロード美術館(平山美知子理事長)で、「シルクロードのコイン〜王侯たちの肖像〜」が開かれている。六月二十三日まで。
今回の展示では、中央アジアやヨーロッパの紀元前七世紀から千九百年前の王族たちの権力の象徴としてコインが使われてきたことを紹介しているもので、世界で一枚しか発見されていないというカニシュカ一世と風神が描かれている貴重なコインも展示している。
展示では、紀元前七世紀頃に中央アジアで金や銀を使い片面に刻印したコインをはじめ、両面を使って刻印されるようになった紀元前四世紀頃のテナイ女神とフクロウのコイン、コインの作り方も紹介する。
また、クレオパトラ七世とアントニウスが描かれたコインは、劇作家シェイクスピアが描いた悲劇「アントニーとクレオパトラ」を感じることができる一枚になっている。
今回の展示では、約百三十枚のコインを展示。入場料は千二百円(高・大学生八百円)。問い合わせは☎32・0225まで。