できごと

矢の堂神輿が町内を練り歩く

0508

小淵沢町の尾根地区に、三百年ほど前から伝わる「矢の堂祭」が、五月三日、同境内で開催された。

当日は、子供神輿の担ぎ手の子供たちが、三基の神輿を約十人ずつで分担し、尾根地区内の約三㌔を歩いた。

続いて、平成十二年に地域住民が参加して手づくりしたという神輿を、約二十人の男性が担ぎ、五㌔ほどの道のりを、地域の五穀豊穣と無病息災を祈願して、練り歩いた。

午後からは、約十人の僧侶が、小淵沢町内で最も古いとされる江戸時代後期に造られた太鼓の音に合わせて、大般若経六百巻の読経を行ったほか、二頭の馬を同境内に運び、牛馬の健康や安全を祈願する馬祈祷なども行われた。

また、矢の堂に隣接する大宮神社では、子供向けのマスのつかみ取りや輪投げが行われ、多くの子供たちが祭りを楽しんだ。

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