くらし

絵本作家デビューのチャンス!

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絵本作家を目指している人に、絵本出版社の担当者と直接話しをする機会を設けて、作家デビューのチャンスを提供しようと、恒例になっている「チャレンジ絵本作家さん」が、五月十日、小淵沢町のえほん村で開催された。

チャレンジ絵本作家さんには、そうえん社やBL出版、すずき出版の三社の編集担当者が出席し、二十七人の作品応募の中から選ばれた七人九作品について、絵本を売り込むチャンスが与えられた。

東京都在住の挿し絵作家・三村晴子さん(29)は、「ドードーエッグストーリー」と題した作品で初参加し、「絵本をつくってみたい思いは強かったが、子供たちに向けての絵に迷いがあるので、アドバイスがもらえる貴重な機会だと思い参加しました」と話す。

参加者は、三社の編集担当者に自らの作品を紹介する一方で、会話の中からヒントをつかもうと熱心にメモを取っていた。

えほん村の村松雅子さんは「作家さんを応援するため、原画を展示して、絵本の続きをまた読みたいという投票を行ってみました。一般の人から二百四十票の投票があり、出版社の方に伝えました」と話し、「絵本の世界も昔に比べて様変わりしてきました。橋渡しができればうれしい」と出版社と面談する参加者の様子を見守った。