ジョウビタキの親子

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冬になると家の周囲にもやって来て、さかんに「ヒッ、ヒッ」と鳴いて縄張りを宣言する鳥がいたら、それはジョウビタキ(渡り鳥)でしょう。

時々ピョコンとお辞儀をして尾を震わせます。雄親は胸から腹、尾のオレンジ色と黒い翼の白い班が目立ちます。

日本では冬にしか見られないジョウビタキですが、ここ数年にわたる調査の結果、渡らずに、八ヶ岳周辺で継続的に繁殖していることが判明し、今後繁殖地域の拡大が予想されます。

見つかった巣はすべてリゾート地や別荘地の建物の人工物に造られていました。

この夏も八ヶ岳周辺で元気なヒナが巣立っています。皆さんの周囲にも「ジッ、ジッ」と鳴いて餌をねだっているヒナの姿が見られるかもしれません。ヒナの尾はまだ短いけれどオレンジ色で、翼の白い斑も見えます。

(文・写真 山路公紀)

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