くらし

廃校活かして芸術発信、ますとみやまアート

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木造2階建てで、昭和の懐かしい香りが残る旧増富中学校の校舎を会場にして、県内外の約50人の造形作家の作品を紹介し、音楽家の約15人を迎えた音楽イベントを企画する「ますとみやまアート2015」(工藤耀日、大塚直、中沢明子共同代表)が8月10日まで開催されている。

このイベントは、旧増富中学校の校舎を「工藤耀日美術館」として活用する工藤画家と同校に音楽スタジオを持つ現代音楽家の大塚直さんが、この校舎から多様な芸術を発信し、発展させようと企画したもので、高さ約24㍍、幅約14㍍の工藤画家の大作「天界」の完成に合わせて行われているという。

「ますとみやまアート」では、絵画や版画、彫刻のほか、空間全体を作品とするインスタレーションといった様々な分野の作品を展示し、科学室や図書室など、学校ならではの雰囲気を生かした作品を紹介する。

大塚共同代表は、「個性的な作品が多く、各教室がそれぞれ自分の世界をつくり出しているので、多くの芸術の世界を楽しむことができると思います」と来場を呼びかけている。

音楽イベントは8月9日で、午前11時開会。参加費は2000円。問い合わせは☎080‐5419‐6492(大塚)まで。

◎北杜市の情報は八ヶ岳ジャーナルまで