くらし

甲斐駒開山200年記念講演開催

kaizan

甲斐駒ヶ岳の開山200年を記念し、11月15日に、歴史連続講座「甲斐駒開山200年と駒ヶ岳講の歴史を辿る」が武川町の甲斐駒センターせせらぎで開かれた。

講師は柳沢史跡保存会理事の重田友五郎氏を迎え、甲斐駒の開山と駒ヶ岳講、登山道についての3部構成で甲斐駒開山200年の歴史を紹介した。

重田氏は、甲斐駒開山を取り上げるきっかけになった「伝承」と「史実」の混在による誤った記述があることや歴史を受け継ぐ人の高齢化など、「歴史の再発見と再発掘、その保存・保管を考える時」と次世代に伝える歴史の必要性を紹介。

文化13年(1816年)に小尾権三郎が甲斐駒開山し、翌年に弟子8人を連れて登山道を整備したこと、行者の役割と開山による経済効果、江戸時代の横手村と現在、駒ヶ岳講の始まりなど、開山の歴史を辿った。