くらし

高齢者のこれからを考えた住宅完成

kansei

大泉町西井出に、一つの空間で生活する健常者、車椅子利用者、介護支援者にやさしい家をコンセプトにした一般住宅が完成し、4月15日〜17日まで見学会が行われている。

この家は、JR甲斐大泉駅上の標高約1200㍍の場所で、約1000平方㍍の敷地に延べ床面積約175平方㍍の木造平屋建ての建物。プラスエム建築士事務所の設計監理で、潤建築が施工した。

建築を依頼した施主は、70代から80代の4人兄弟で、現在住んでいる家が老朽化し、高齢者向け住宅としてリフォームするよりも建て替えを勧め、介護従事者の意見を取り入れ、玄関をはじめ、入浴空間、トイレ、廊下など、車椅子利用を前提にした空間に仕上げている。

プラスエム建築士事務所の望月剛代表は、「温水ヒーターを使い、各部屋を暖めることで、ヒートショックの対応をしている」、「グループホームにも使え、小規模多能住宅として資産価値を高めた」と話している。

見学会についての問い合わせは、☎080‐1310‐1700(望月)まで。