できごと

災害時の調理法など学ぶ「防災ピクニック」

bousaipicnic災害時に離乳食などの配給が遅れることを想定した「防災ピクニック」が、3月6日、親子外遊びサークル「のっぽっぽ」(八巻若奈代表)が所有する藤井町の畑で開かれ、市内を中心に0〜3歳の親子連れ11組24人が参加した。韮崎mamaモンズ(松本久美代表)とのっぽっぽの共催。

この防災ピクニックは、熊本県出身で市内在住の女性たちでつくる韮崎mamaモンズの松本代表が、昨年4月に発生した熊本地震で、救援物資に離乳食やアレルギーに対応した食品の配給が遅れたことや、乳幼児を抱えて配給に並ぶことに苦労した経験などを被災者から聞き、今回初めて行われた。

当日は、八巻代表と松本代表が講師を担当して、災害時の離乳食の調理方法や薪を使った火の起こし方などを紹介。耐熱性のある高密度ポリエチレン袋を使った炊き込み飯を参加者と一緒に調理したほか、安価な防災グッズや新聞紙の紙皿づくりなどを学んでいた。

松本代表は「地震が起きた時は子供に『地震だ。逃げろ』と自分の身を自分で守らせること」といい、地震発生時の対応を教える「ごっこ遊び」を日頃から行っていることを紹介した。

本町から参加した藤原佐知子さん(40)は「災害が発生した時、子供を優先して守る中で、どのように守るか知っておく必要があると思い参加した。体験を通して、本や聞くことでは学べないことを学べました」と話した。