できごと

身曾岐神社で初詣の準備進む

小淵沢町の身曾岐神社では、元旦の初詣に向け、「神通矢」づくりが行われている。巫女たちが、来年の干支の「イノシシ」が描かれた絵馬を取り付けて、一本一本丁寧に仕上げている。

11月から作業に取り掛かり、年末までに、神通矢は大小合わせて1000本、ゆず絵馬を付けた「ゆず矢」は300本準備し、羽子板や熊手などをそろえている。

一方、12月26日には、境内の注連縄の取替え作業を行い、初詣の参拝者を迎える準備をした。

当日は、神事を行ったのち、神職や職員が、長さ4㍍、直径25㌢ほどの注連縄を本殿の注連柱など、4カ所に飾り付けした。

注連縄には、「一切の不浄やけがれを締め出すこと」や「神聖、清浄の区域を標示する」などの意義があり、今年の秋に収穫された稲わらを使って、11月下旬から12月にかけて注連縄を製作したという。

今年の三が日の参拝者数は、15万人にのぼり、同神社では、「天気に恵まれれば、来年も15万人ほどの参拝者を予想している」と話している。

正月三が日は、新春火祥神事を1日7回(午前10時、11時、正午、午後1時、2時、3時、4時)行い、能楽殿では、1日3回の巫女舞が奉納される。問い合わせは☎36・3000まで。