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ツバメの巣の下に「傘の花」(韮崎)

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駅前通り商店街にあるタクシー会社の旧店舗の車庫に2組のツバメのつがいが巣をつくり、子育てに励んでいる。巣の下には、ふんから車を守るために設置された雨傘が逆さにつるされ「傘の花」とツバメの子育てを7月まで眺めることができる。

傘の設置は、約20年前から、タクシー会社の前代表で、故・高石勝さんが、ふん害から車を守ろうと始めたもので、平成26年にタクシー会社の経営者が変わり、店舗も移転した後も、妻の久子さん(72)が引き継ぎ、毎年4月下旬に巣の位置と古い巣の下に合わせて6本の傘を逆さにして取り付けているという。

20年前の設置当初は、2組のつがいが巣づくりをしていたが、風雨を避けられることや、人の往来が多いことなどから、近年では、毎年延べ4〜6組のつがいが古い巣を修復して再利用したり、新たな巣をつくっている。

久子さんは、現在、埼玉県在住だが、この時期になると、月に1回、ツバメの巣を確認するため、市内に戻る。「地面や車が汚れないようにと始めたことだが、ひなの鳴き声や子育てに励む親鳥の姿を見ると愛おしくなる」と目を細める。

ツバメが巣立つ7月下旬まで続ける予定で、「元気なうちは戻ってきてツバメの世話をしていきたい」と話している。

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