できごと

「うし」にちなんだことわざや地名紹介

高根町の県立八ヶ岳自然ふれあいセンターは、今年の干支にちなみ、名前に「丑」や「牛」が入っている昆虫や植物、地名などを紹介する企画展を開いている。

動植物や文化、ことわざ、地名といった95の言葉を一覧でまとめ、カミキリムシを漢字表記した「天牛」やバラ科植物の「牛殺」、大泉町の「牛首山」、長坂町の「牛池」といった言葉の由来を説明。

また、日本では古来から、「丑寅(うしとら)」の方角(北東)は鬼が出入りする鬼門とされていることを取り上げ、2月2日の節分に合わせたコーナーも設置。鬼退治の桃太郎伝説にも触れながら、豆まきの伝統文化を紹介している。

一方、2月14日のバレンタインデーに合わせた展示も行っている。「清里の自然のなかで見つけたハート」をテーマに、ハート型になっている鹿の足跡やカメムシの模様、葉っぱの虫食い跡、2匹のヤマネが寄り添う姿など、40枚ほどの写真を並べている。

同センターの川村悦子さんは、「長い歴史のある人と牛の関わりを知ることで、人と自然のつながりを感じてもらえたらうれしい」、「自然のなかにはたくさんハートがあるので探して楽しんでほしい」と話している。

問い合わせはTEL48・2900まで。