くらし

専門店のみの販売「純米吟醸たにざくら」

酒専門店の店主や従業員の豊富な知識と接客技術で、消費者に日本酒をたしなむ楽しさをもっと伝えてもらおうと、大泉町の谷桜酒造有限会社(小宮山光彦代表)では、同社と取り引き契約を結んだ専門店のみで販売する「純米吟醸たにざくら」を商品化し、4月15日から販売を開始した。

「純米吟醸たにざくら」は、720㍉㍑で1200円。北杜市産米のひとごこちを使い、吟醸の香りと軽快な飲み口、穏やかな甘味が特徴で、油を使った料理にも合うという。1000本限定。

商品名の「たにざくら」は、同社で初めてのひらがな表記で、ラベルに描かれている数字の8は八ヶ岳を意味し、若者や女性を意識したデザイン。シリーズ化も検討している。

「たにざくら」は、小淵沢町の久保酒店のほか、甲府市や笛吹市、富士吉田市の酒専門店7社のみの販売(4月14日現在)で、本社での店頭販売は行わないという。

小宮山代表は、「お酒はコンビニやスーパーなどで気軽に買えるようになったが、酒のよさは伝わっていない。地酒のよさを伝えて理解してもらうには、酒専門店の知識で伝えてもらうことが大切ではないか」と話し、酒専門店とタイアップした新商品として企画したことを明らかにし、若い店主や従業員を応援したいと話している。詳しくはTEL38・2008まで。