くらし

オオキンケイギクの駆除に活用

環境省が2006年に特定外来生物に指定した「オオキンケイギク」の駆除作業に取り組む北杜市地球温暖化対策・クリーンエネルギー推進協議会(グリーン北杜)がこのほど、同植物の特徴や市内での繁殖状況などをまとめた冊子を作成した。(写真)

このオオキンケイギクは、コスモスに似た黄色の花を咲かすのが特徴で、繁殖力が強く、地域固有の生態系を脅かすことから、栽培や運搬などが禁止されている。

「オオキンケイギクが地域に与える影響を市民に広く伝え、環境保全に関心を持ってもらいたい」と、A4判カラー8㌻の冊子を200部作成。同植物の特徴や駆除の方法を説明するほか、市内の繁殖マップを掲載し、道路沿いや河川敷、空き地などの群生地を赤線で表示している。

オオキンケイギクの結実期は5月下旬から9月頃で、グリーン北杜は、「種子が落ちる前に駆除することが必要。この冊子を活用して、多くの人に身近な場所で駆除作業に取り組んでもらえたらうれしい」と協力を呼び掛けている。冊子は各総合支所に設置。問い合わせは☎42・1341まで。