できごと

チャットGPTの講座 関心高く

 

 北杜市商工会では、自然な会話ができるAIチャットサービスとして話題を集めている「チャットGPT」について、商工会員に活用方法を学んでもらおうと、県下の商工会としては最も早い講習会を6月15日に開催。定員20人を大幅に上回る32人が受講した。

 当日は、ソフィアブレイン代表の小宮山信吾さんを講師に迎え、「チャットGPT超初心者向け入門講座」として、チャットGPTとは何かをはじめ、文章の生成や翻訳、プログラムのコード生成、文章要約などの活用方法を紹介しながら、オンラインサービスがスタートして、5日間で100万ユーザーを突破して、2カ月で1億人に達すなど、驚異的なスピードで拡大していることを説明した。

 また、「チャットGPT」の回答は、誤った情報を正しそうに回答してしまうため、正しい情報を確認する必要があることや2022年以降の事柄について回答できないデメリットを話し、その点を十分に理解して利用することや、抽象的な命令文に対しては、抽象的な回答になると話した。

 それらを踏まえても仕事の効率化や時短に効果的なことから、「チャットGPT」を有効に活用するため、「具体的に何をしてほしい、何を考えて欲しい」、「事前情報の目標や現在の状況などを加えること」、「定義づけや制約条件」など、回答の精度を上げるための命令文づくりの作成の例を上げ、関心を集めていた。

 6月19日には、第2回「チャットGPT プロも驚く!売れるサイト実践型講座〜AIチャットポットで自社サイトを見直す〜」が開かれる。定員に達しているが、「席数を増やして対応したい」と商工会で話している。午後1時30分開会。問い合わせは☎32・1211まで。