マツムシソウ

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かつては幾度となく、晩夏から初秋の霧ヶ峰や蓼科高原を訪れていました。マツムシソウは咲き誇ることなく、夏の終わりを感じさせる薄紫の花に、どことなく風情を感じ、「今度もまた」と再会を願う花でした。

このところ「スカピオサ」として園芸店で売られているセイヨウマツムシソウをよく見かけますが、それらの花には風情を感じることはありません。

最近は初秋に高原を歩くことが少なくなってしまいましたが、その代わり盛夏にマツムシソウを見ることが多くなりました。

かつていだいた風情の想いは無くなりましたが、「好きは好き!」の想いには変わりません。

近頃はマツムシソウの花が見せる千差万別の「顔」に興味が湧くようになってきました。花冠の周辺の唇状裂弁が一つひとつ形が違っています。魅力的な「顔」を見せるマツムシソウを探しています。

(文・写真 井沢武二)

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