できごと

高さ制限緩和の撤回求め、署名を提出

 北杜市の景観を考える有志の会(田中正巳、高橋正夫発起人)は、「北杜市まちづくり審議会」(藤原真史会長)で、建築物の高さ制限「13メートル以下」を「20メートル以下」(5階建て相当)とする特例変更案の検討が進んでいることに対し、2月2日、特例変更案の撤回を求めた署名3099筆を上村英司北杜長宛に提出した。

 この署名は、昨年6月に経営破綻した小淵沢町の八ヶ岳リゾートアウトレット跡地にホテル誘致するため、昨年12月7日に開かれた「北杜市まちづく審議会」で、景観形成基準の建物の高さ制限13メートル以下を20メートル以下に緩和できる特例変更の検討が行われていることを知った市民が「市民が知らないところで決められている」と昨年12月末から署名活動を開始。

 署名では、「アウトレット跡地にホテルを誘致するため、高さ制限を20メートルに変更する必要性がどこにあるのか」、「独立した第三者機関に副市長が参加して、影響力を行使しているのは断じて認められない」、「この事実(高さ制限変更)が、住民の知らないうちに進められていることは到底認められない」などとしている。

 次回の北杜市まちづくり審議会は、2月6日午前10時からの予定で、傍聴は9時15分から受け付ける。
第2回北杜市まちづくり審議会