韮崎エリア

わ〜く穴山の里に「キットパス号」登場、車体に思い思いの絵を描く

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穴山町の社会福祉法人信和会わ〜く穴山の里に3月6日、絵を描く楽しさを紹介するため、国内を巡回している「キットパス号」が訪れ、施設利用者約30人が筆記具の「キットパス」を使って車体に思い思いの絵を描いた。

 このキットパスは、日本理化学工業株式会社(本社・埼玉県)が製造している筆記具でガラスや鏡、ホワイトボードなど、つるつるとした平滑面にも描けて、水拭きで簡単に消すことができるという。

 わ〜く穴山の里では、施設利用者を対象にキットパスを使った絵画ワークショップを毎月1回開いており、職員が「みんなで車に絵を描けたら楽しいだろう」との思いで「キットパス号プロジェクト」に応募し、訪問が実現した。

 当日は、参加者がキットパス号のボディや荷台のパネル、窓ガラスなどをキャンバスにして、紫色やピンク色、青色などの富士山や電車などを自由に描いたほか、次の巡回先が石川県野々市市だったことから、令和6年能登半島地震の被災地を応援するため「ガンバレ‼︎石川県」のメッセージを書き入れた。

 参加した深沢文香さん(58)は、「最初は車や窓ガラスに絵を描くのをちゅうちょしましたが、みんなが楽しそうに描いていたので、自分もお花を描きました。落書きをするようで童心に返った気持ち」と笑顔で話した。

 わ〜く穴山の里の平賀薫主任は、「みんな一緒になって、楽しく絵を描けた。今回は施設利用者のみだったが、もっと大きなイベントを開きたい」と話した。

 

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