韮崎エリア

オオキンケイギク駆除作戦に100人参加

 韮崎市は、環境省の特定外来生物に指定されている「オオキンケイギク」を駆除する「オオキンケイギク駆除作戦」を、5月11日、栄地区の国道20号沿いで実施し、市民や市の職員など約100人が参加した。

 この駆除作戦は、市民にオオキンケイギクが生態系に与える影響や駆除方法などを知ってもらい、環境保全の意識を高めてもらおうと、2019年から市民に協力を呼びかけて行っている。

 当日、参加者たちは国道20号の峡北消防本部西の丁字路から塩川大橋までの下り線沿い約1㌔の歩道に群生しているオオキンケイギクを根元から引く抜く作業を行い、約1時間で40㍑のごみ袋約20袋分の約700㌔を駆除した。

 穂坂町から親子で参加した石井絵梨さん(33)は、「オオキンケイギクの根が張っていて、想像以上に引き抜くのに力が必要だった。娘と一緒に環境について触れて、見て、体験することができて学びになった」といい、愛望さん(穂坂小5年)は、「オオキンケイギクはきれいな花だけど、環境を変えてしまう危険な花だということを知りました。環境を守るために、友達にも教えてあげたい」と話した。

 市の市民生活課の担当者は、「市民と協力した駆除作戦を続けることで、オオキンケイギクの拡大を食い止め、特定外来生物が危険なことを知ってもらっている」といい、「今後、ほかの場所でも市民有志で活動ができるよう、広報や市のホームページなどで周知していく」と話した。

 

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