できごと

「駒のマツ」の根、道の駅はくしゅうで展示

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松くい虫の被害によって枯死したため、昨年五月に伐採されたアカマツの木「横手の駒のマツ」(白州町横手)の根が、六月二十九日から、同町白須の「道の駅はくしゅう」で保存展示されている。

展示されている根は、伐採後も残していた根を、昨年十一月に二日がかりで掘り起こしたものを、煙でいぶして虫を取り除くなどの保存処理を施しているもので、道の駅管理運営組合(古屋博組合長)が、市の「ほっとふるさと事業」から二百万円の補助金を受けて、敷地内に展示小屋「駒の松ふれあい広場」を整備した。

根の大きさは、根周り約六㍍、直径約三㍍で、周囲には駒の松の枝で作った椅子を五脚設置しており、道の駅はくしゅうでは、「長寿を全うした木に触れることで、地域の子供たちの歴史教育や、訪れた人たちに、自然に対する関心を高めてもらえれば」と話している。

また、六月二十九日に行われた竣工式では、地元の製材業者が駒のマツの枝を使って製作したキーホルダー約三百個が、出席者に無料で配られた。