３０日の総合防災訓練は中止に

市は、八月三十日に実施を予定していた北杜市総合防災訓練について、同日に第四十五回衆議院議員総選挙と第二十一回最高裁判所裁判官国民審査が行われることから、今年は実施しないことを七月十三日に決定した。

総合防災訓練は、地域住民と市、消防、警察、自衛隊などの関係機関が参加して、災害時の連携確認と防災意識の高揚を目的に、毎年実施しているもので、昨年は須玉町小倉の須玉中学校グラウンドを主会場にして、市民や関係者など約千人が参加して、炊き出し訓練や初期消火訓練などに取り組んだ。

市の総務課では、今年は、武川町三吹の武川体育広場を会場にして、午前九時から正午にかけての訓練を予定していたが、当日は、市職員の大半が選挙の投票事務に携わるため、災害訓練の準備に人出を回すことができないことから、市役所内で検討した結果、実施しないことにした。

また、市内各行政区や自主防災組織による防災訓練の実施は、各団体の判断に任せることにしている。