できごと

須玉町の「なかや」で鏝絵体験

0809.gif

須玉町のNPO法人文化資源活用協会(高橋正明理事長)では、修復作業を進めている古民家なかやを会場にして八月八日、「鏝絵(こてえ)体験教室」が開かれた。

この体験教室は、増穂町在住の左官職人加賀美二朗さんを迎え、漆喰(しっくい)で仕上げられたなかやの壁の一部を活用して鏝絵を描く教室で、当日は、四人の児童が参加して、壁に引かれたハトやイルカ、ネズミ、龍の顔の輪郭に沿って漆喰を鏝で塗って描いた。

冒頭のあいさつで加賀美さんは、鏝絵の歴史や、「北巨摩に鏝絵が残っているのは、地域に名工がいたから」と紹介した。

参加した児童は、鉛筆の線に沿って、鏝を使って漆喰を塗り、加賀美さんは、鏝の使い方や微調整を行った。